コンディションが整っていないと、ペンの性能を十分に発揮できません。正しいお手入れが行われていなければ、インクがかすれたり出なくなったりします。ペンの状態が悪ければ、快適に筆記できず、ストレスが溜まることでしょう。
快適に使用するためには、ペンをより良い状態に保つことが不可欠です。
使用者による普段のお手入れだけでなく、専門技術を持つメーカーなどの技術者に、定期的なメンテナンスを依頼しましょう。
・インクがスムーズに出ず、かすれる。
・インクが出ない。
・可動部分の動きが悪くなる。
・ペンの寿命を縮めてしまう。
上記のようになりかねません。
たとえば、吸入式の万年筆にインクを入れたまま長期間放置すると、インクが固まってしまうことがあります。すると吸入機構の動きが悪くなり、無理に動かすと内部のメカニズムが壊れてしまうかもしれません。
また、カートリッジ式万年筆のメンテナンスを行わずに使い続けると、ペン先にインクが詰まってスムーズに出なくなる可能性があります。
調子が悪くなっても使い続けていると、機構が壊れてしまい、修理すらできなくなる場合があります。
「故障かな?」と感じたら、専門知識をもつ販売員などにご相談ください。メンテナンス方法をお伝えするほか、必要であればメーカー修理の依頼もお受けします。
メーカーに修理を依頼すると、専門技術者が部品の交換や調整、オーバーホールなどが必要か判断し、対応いたします。依頼をお考えの場合は、使いづらい部分や修理費用の上限などをお伝えいただければスムーズです。費用については、「5,000円以内なら依頼したい」「10,000円以上なら見積り」といった大まかな内容でかまいません。
また、保証書がございましたら、保証期間をご確認のうえ、ペンに添付して修理にお出しください。保証修理の内容や、保証の対象外かどうかなどは、メーカー判断となります。